ABOUT

「好調で」「波に乗って」を意味する 「be on a roll」から、
ハンドプリントならではのスキージを、波やロックンロールの波長と見立て、
一人のアーティストがインクをのせて一点一点ハンドプリントで展開するアパレルブランド「オンロールフライ」

作品の落とし込みどころは、社会的変革の波が国内を襲い、
より自由を強調し、ヒッピー文化が主流となった1960年代のアメリカがテーマ

音楽や、芸術、映画、ファッションといった分野に変革を起こした時代であり、
アーティスト、作家、思想家が、カウンターカルチャー・ムーブメントの手助けとなり多大なる影響を世界中に与えた

これまでなかったものが登場し、伝説と語られるビッグバンドが数多くデビューし、チャートを塗り替えた時代でもある
かつて大人たちが押し付けてきたものとは違う、自分達で生み出した全く新しいカルチャー
その一つにあげられるものがアンオフィシャルなロックTシャツ、ブートレッグ
これを数多く手がけた当時の若者たちは、存在しないものを新しく生み出す自主性とパワーを手にしていた
こうして誕生したロックTシャツは、70年代に音楽市場が巨大化すると共に
レコード会社や大人たちのビジネスの一つになり、機械による大量生産になっていった

オンロールフライのアートは、機械による制作は行わない
一人のアーティストが絵を描き、自らが一点一点ハンドプリントで作品に仕上げていく
デパートで売られているものとは明らかに違う

たとえボロボロになろうが、プリントが色褪せようが、世界に一つしか存在しないもの
かつて存在したロックスターやヒッピーたちのように、永遠に語り継ぐことができる
あなただけしか持っていない特別な歴史の一部であり、あなたが手にすることで、あなたが生きた証にもなる

当時のように自由で新しいファッションの感覚を取り入れていただくためにも、
版のズレやインクの掠れ、色落ちの楽しさ、それぞれに魅力的な個体差がある
機械により作られたものではなく、人の手により作られたもの

「アートを着る」という新しいファッション、それがオンロールフライ